
ヒロド歩美アナウンサーもICL手術を受けられたということで、関心をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ICL手術とは、眼内コンタクトレンズ(Implantable Contact Lens)の略で、角膜を削らずに眼内にレンズを挿入する視力矯正手術のことです。
特徴
- 近視、遠視、乱視を矯正できます。
- レーシック手術とは異なり、角膜を削りません。
- 水晶体のピント調節機能を残したまま、レンズを挿入します。
- 術後の視力が安定しやすく、近視に戻る可能性が低い。
- 一度挿入したレンズは、基本的にメンテナンスフリーで長期間良好な状態を維持できます。
視野
ICL手術後、視野が狭くなることはありません。むしろ、裸眼やコンタクトレンズよりも広い視野が得られる場合があります。
メリット
- 広い視野: ICLは角膜を削らないため、レーシックよりも広い視野を確保できる可能性があります。
- 優れた視力矯正効果: 近視、遠視、乱視を矯正することができます。
- 可逆性: レンズは取り外しが可能なので、将来的な目の変化に対応できます。
- ドライアイのリスクが少ない: レーシックに比べてドライアイのリスクが低いとされています。
- ハロー・グレアが少ない: 夜間の光のにじみ(ハロー・グレア)が少ない傾向があります。
デメリット
- 合併症のリスク: 白内障、緑内障、眼内炎などの合併症のリスクがあります。
- 費用: レーシックよりも高額です。
- 適応: 全ての人がICL手術の対象となるわけではありません。
視野について
ICL手術は、レーシックに比べて広い視野を確保できる可能性があります。これは、角膜を削らないため、周辺視野への影響が少ないためです。
経過観察について
ICL手術後の経過観察は、以下のようになります。
- 術後1日目: 手術翌日に診察を受け、視力検査や眼圧検査などを行います。
- 術後1週間: 再度診察を受け、炎症や感染症の有無などを確認します。
- 術後1ヶ月: 視力検査や眼圧検査などを行い、視力の安定を確認します。
- 術後3ヶ月、6ヶ月、1年: 定期的な診察を受け、眼の状態を確認します。
ICL手術後は、医師の指示に従って点眼薬を使用し、眼を保護することが大切です。また、定期的な診察を受けることで、合併症の早期発見・治療につながります。
医療費について
ICL手術は自由診療のため、健康保険は適用されません。
費用は病院やレンズの種類によって異なりますが、両目で約70万~100万円が目安です。
ただし、ICL手術は先進医療に認定されているため、医療費控除の対象となります。
先進医療について
CL手術は、厚生労働省が認可した先進医療に認定されています。
先進医療に認定された医療機関で手術を受ける場合、医療費控除の対象となります。
ヒロド歩美アナウンサーについて
ヒロド歩美アナウンサーは、2022年1月にICL手術を受けられました。手術後の経過は良好で、視力も回復しているそうです。
ICL手術は、メリットとデメリットを理解した上で、慎重に検討する必要があります。眼科医に相談し、ご自身の目に合った治療法を選択しましょう。
追加情報
もしICL手術をご検討されているのであれば、複数の眼科で検査やカウンセリングを受けられることをお勧めします。それぞれの眼科で、医師の考え方や手術費用、アフターケアなどが異なる場合がありますので、ご自身に合った眼科を選ぶことが大切ですよ。
※CL手術を受けるかどうかは、眼の状態やライフスタイルなどを考慮して、医師とよく相談することが重要です。
※1.ICL手術 (Implantable Collamer Lens) は、眼内コンタクトレンズとも呼ばれ、眼の中にレンズを埋め込む手術です。
※2.レーシック (Laser-Assisted in Situ Keratomileusis) は、レーザーを使って角膜を削り、視力を矯正する手術です。