
日本銀行が発表した長期金利の変動について
まず、基本的な用語の解説から始めましょう。
- 金利: お金を貸し借りする際に、借りた側が貸した側に支払う対価のこと。利息の割合を指します。
- 利息: 実際に支払う金利の金額。元本×金利×期間で計算されます。
- 住宅ローン: 住宅を購入する際に、金融機関からお金を借り入れるローン。長期間に渡り、金利を支払うことになります。
- 国債: 国が資金調達のために発行する債券。国にお金を貸すことになり、満期になると元本と利息が支払われます。
- 債券: 企業や国が資金調達のために発行する有価証券。
- 複利: 利息を元本に組み入れて、次の利息計算を行う方式。雪だるま式に利息が増えていきます。
日本銀行は、これまで長らく低金利政策を維持してきました。これは、景気を刺激し、物価を上昇させるためです。低金利だと、企業は設備投資や事業拡大のためにお金を借りやすくなり、個人は住宅ローンや自動車ローンを組んで消費を増やしやすくなります。
しかし、最近の物価上昇を受けて、日本銀行は長期金利の変動幅を拡大する政策変更を行いました。これは、市場の動向に合わせて金利を柔軟に調整することで、急激な金利上昇を抑え、経済への影響を緩和する狙いがあります。
この政策変更は、住宅ローンや国債の金利にも影響を与えます。
- 住宅ローン: 長期金利の上昇は、住宅ローンの金利上昇に繋がります。住宅ローンを検討している方は、金利の動向に注意する必要があります。
- 国債: 国債の金利も上昇する可能性があります。国債は安全な投資先とされていますが、金利上昇局面では価格が下落するリスクがあります。
- 日銀、0.5%に利上げへ
- 日本銀行は、2023年7月28日に金融政策決定会合を開き、長期金利の変動幅の上限を0.5%程度に引き上げることを決めました。これは、事実上の利上げとなります。
- 17年ぶり金利水準に
- 今回の利上げは、2008年10月以来、17年ぶりのことです。日銀は、長らく低金利政策を続けてきましたが、最近の物価上昇を受けて、政策を変更しました。
- 今回の金利上昇は、住宅ローンや国債、債券などに影響を与える可能性があります。今後の動向に注目していく必要があります。
対策
今回の利上げで静岡県沼津市や三島市近郊にお住いの方で、住宅ローンやマイカーローンなど、借入に対して心配事が増えてきたと思いますが、諦めないでください!
しっかりと対策を用意して「ドン!」と備えましょう。
利上げに対する対策を検討されたい方はご連絡ください。
私たち専門家(株式会社CRANE)が、安心できる知識をお伝えしますよ(*^^)v