【速報】フラット35、金利2%超えの衝撃!

目次

これから住宅ローンを組む人が知っておくべき対策と基礎知識

1. ニュースの要点

まずは、今回発表されたニュースのポイントを3行でまとめました。

  • 何が起きた?:長期固定住宅ローン「フラット35」の1月の金利(返済期間21年以上)が2.08%に上昇しました。
  • どのくらい珍しい?:以前に金利が2%を超えるのは、2013年7月の2.05%(約13年ぶり)のことです。
  • 原因は?:市場の「長期金利」が上昇している影響を直接受けたためです。

2. 今回の金利上昇の詳細解説

住宅金融支援機構が1月5日に発表した内容によると、金利の詳細は以下の通りです。

返済期間金利範囲(融資率9割以下)備考
21年以上 35年以下2.08% 前月から上昇、2%の大台へ
20年以下1.71% 返済期間が短いと少し低い

3ヶ月連続の上昇となり、ついに心理的な節目である「2%」を超えました。「たった0.数%の上昇」と思うかもしれませんが、35年という長い期間で計算すると、総返済額には数十万円〜百万円単位の影響が出ることがあります。


3. 【Q&A】知っておきたいフラット35の基礎知識

ここからは、読者の皆さんが気になる疑問に答えていきます。

Q1. 過去、金利が「一番高かった時代」と「一番低かった時代」はいつ?

歴史を見ることで、現在の「2.08%」がどの程度の位置付けか分かります。

  • 一番高かった時代:1990年〜1991年頃(バブル期)
    • 当時の住宅金融公庫(フラット35の前身)の金利は5.5%前後、民間銀行では8%を超えることもありました。
  • 一番低かった時代:2016年〜2019年頃
    • マイナス金利政策などの影響で、1%を切る(0.9%〜1.1%程度)超低金利時代がありました。

結論:

現在は「底値」からは上がりましたが、バブル期のような高金利に比べれば、まだ歴史的には「低〜中水準」と言えます。

Q2. そもそも「フラット35」のメリットって何?

金利が上がっても選ばれるのには理由があります。

1. 金利が変わらない(全期間固定)

  • 特徴: 借り入れ時の金利が返済終了まで変わりません。
  • メリット: 将来の金利上昇リスクがなく、返済計画が立てやすいです。
  • デメリット: 変動金利(ネット銀行など)に比べると、スタート時の金利はやや高めに設定されています。

2. 人よりも「建物」重視の審査

  • 特徴: 民間のローンは「年収や勤続年数」を厳しく見ますが、フラット35は「住宅の技術基準(耐久性や耐震性)」を重視します。
  • メリット:
    • 自営業者、フリーランス、転職して間もない方でも審査に通りやすい傾向があります。
    • 技術基準を満たすため、必然的に「質の高い家」を取得できます。

3. 保証料が0円(ただし手数料に注意)

  • 特徴: 一般的なローンで必要な「保証料」がかかりません。保証人も原則不要です。
  • 注意点: 代わりに「融資手数料」が必要です(借入額の2.2%程度が一般的)。これは繰り上げ返済しても戻ってきません。

4. 団体信用生命保険(団信)の柔軟性

  • 特徴: 原則として機構団信に加入しますが、健康上の理由で団信に入れない場合でも、団信なしでローンを組むことが可能です(その場合、金利が少し下がります)。
  • 比較: 民間ローンは団信加入が必須条件であることが多いため、持病がある方には大きな選択肢となります。

5. 金利引き下げ制度(子育て・省エネ)

国の政策と連動しており、条件を満たすと一定期間金利が下がります。

  • 【フラット35】S: 耐震性や省エネ性に優れた住宅の場合。
  • 【フラット35】子育てプラス: 子育て世帯や若年夫婦世帯に対し、子どもの人数等に応じて金利を引き下げ(2024年からの新制度で拡充されています)。

当初の金利から一定期間、ポイントに応じて引き下げを受けられます。

  • 主な制度:
    • フラット35 S(ZEHなど): 省エネ性能や耐震性が高い住宅。
    • フラット35 子育てプラス: 子育て世帯や若者夫婦世帯。
  • 金利引き下げの仕組み(ポイント制):
    • 住宅の性能や家族構成に応じてポイントが加算されます。
    • 1ポイント=5年間、年▲0.25% の引き下げ。
    • ポイントがたまると、最大で年▲1.0% の引き下げが適用されることもあります。
    • (例)今回2.08%でも、▲1.0%の優遇を受ければ当初は1.08%になります。
民間ローンとの比較まとめ
特徴フラット35民間ローン(銀行など)
金利タイプ全期間固定が基本変動、固定期間選択など多彩
審査の傾向建物(物件)重視
自営業にも柔軟
属性(勤務先・年収)重視
会社員に有利
諸費用融資手数料が必要
保証料は0円
保証料が必要な場合が多い
(ネット銀行は手数料型が多い)
団信加入は任意(加入推奨)原則加入必須

どのような人に向いているか

  • 金利上昇のリスクを負いたくない人
  • 自営業、フリーランス、派遣社員の方
  • 健康状態により一般の団信への加入が難しい人
  • 高性能な住宅(省エネ・耐震)を建てる予定の人

Q4. なぜ「国債」と関係があるの?

「フラット35の金利は、長期金利(10年国債)に連動する」とよく言われます。これには仕組み上の理由があります。

  1. 資金調達の仕組み:住宅金融支援機構は、皆さんに貸すお金を調達するために、「MBS(資産担保証券)」という債券を発行して投資家に買ってもらっています。
  2. 投資家の視点:投資家は「国債を買うか、MBSを買うか」を比較します。「国債(リスクほぼゼロ)の金利が上がったなら、MBSももっと高い利回りをくれないと買わないよ」となります。
  3. 連動の結果:そのため、「国債の金利(長期金利)が上がる」→「MBSの金利も上げざるを得ない」→「私たちが借りるフラット35の金利も上がる」という流れで連動しています。

まとめ:今は「制度活用」がカギ

金利2%超えはニュースですが、「子育てプラス」や「省エネ住宅(S)」などの割引制度をフル活用すれば、実質的な負担を大きく減らすことができます。表面的な金利だけでなく、自分が使える優遇制度がないか必ずチェックしましょう!

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